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京王跡地と高さ制限 



京王跡地のマンション


 新宿区北新宿4丁目の神田川沿いにある、京王百貨店小滝橋物流センターの跡地3037㎡にマンションが建ちます。地元説明会が2007年6月にあり、解体工事が7月にはじまりました。現在、建設工事中です。


 京王電鉄が京王百貨店から土地を賃借し建てます。173戸(内ワンルーム61戸)すべて賃貸です。竣工予定は2009年2月。


 新宿区は昨年、良好な住環境を守るため、幹線道路沿いを除く全域に高さ制限(30㍍)を条例化しました。このマンションもそのため、10階建て、高さ29.95㍍です。日影2時間の範囲が神田川を少し越えた中野区側に及びますが、影は建物にはほとんどかかりません。


 道路拡幅と敷地分割という脱法的手法による、三井不動産と日本閣の超高層マンション110㍍の開発許可申請にたいして、すぐ許可を出した中野区とは大違いです。川をはさんだだけのすぐ近くなのに、行政の姿勢の違いが、住環境に大きく影響することがわかります。

新宿区の高さ制限

 新宿区絶対高さ制限が2006年3月31日から告示・施行されました。

 これを東中野が接する東側・神田川添いを見てみますと、


 ★中央線から北側の北新宿4丁目は30m(9階建て程度)
 ただし商店街に面した幅20mの部分は40m。


 ★中央線から南側の北新宿3丁目は20m(6階建て程度)


 となります。


 つまり日本閣超高層マンションの高さ100m超の3分の1から5分の1の高さしか建てられないこととなります。これで日本閣は半永久的に眺望と日照が享受できることになります。


 新宿区民の良心の恩恵を受け、中野区民を犠牲にして日本閣の超高層マンションが成り立つのです。より都心に近い新宿区に絶対高さ制限の導入できて、住宅地主体の中野区になぜできないのでしょうか。


 どれもこれも業者に有利な開発許可と法解釈を勝手にねじ曲げる中野区の行政に端を発しています。これを転換させないと住民が安心して暮らせる町づくりはできません。




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