中野昭和小学校と東中野小学校の統合に伴う通学安全対策の進捗状況

についての説明会

日時:平成20920日(土)午前10時〜11時半

場所:東中野小学校

主催:中野区教育委員会(学校再編担当:青山課長、貞清、須山)

 

青山:712日に通学安全対策の説明会を開いたところ、教育委員会から指定校変更をやることになっており、その意向を出して頂く際に、その時点での通学安全対策が分からないと判断が出来ないという意見があった。調査に先立って、施行可能なものや、ほぼ具体的な実施が決まってきたものを報告する。誤解のないように、ほぼ実施が確実なもののみここに書いた。

 

(資料の読み上げ)

 

これ以外の対策についても引き続き検討を行っていく。そして進展のあったものには学校またはPTAを通して報告する。今後は設備改修という意味での安全対策以外に、PTAや地域と連携した安全対策の、具体的な行動をやっていきたい。進捗状況を布告して、皆さん希望校をお出しになるが、白桜小を希望する人がどのくらいかが分かる。今後は警察の立ち会いのもとでPTAと一緒に通学路を検証したい。町会への協力依頼を両校PTAと相談しながら行いたい。

 

父母:今日の説明会の形態だが、地域の人に見守りを依頼するというのが随分 前から言われていて、最初の頃は町会にも連絡をされて地域の方々が説明会にいらしていたが、今回に限っては掲示板に貼られていないし、町会の方々も招かれていないところを見ると、その話はどうなったのかと思う。

 来年新一年生になる方々は今日どうして呼ばれなかったのか?もし通学安全対策が親として納得いくものでなければ今から家探しをして引っ越しをしなければならない、説明会に参加したかったという近所の方もいる。その人はいつになったら話が聞けるのかを知りたがっている。

 それからバスのことだが、希望者にはバスの利用を認めると書いてあるが、前回の説明会のように「校長判断で拒否される」ことはないということで良いか?届け出た人は全員認められるのか? 教育委員会からの許可・認定になるのか? 何か起こった場合の責任の所在は校長なのか教育委員会なのか?

 最初にもどってガードパイプ増設とあるが、全長何mの道路に対して何mのガードパイプを設置したのかが分からないと、どのくらい安全になったのかが分からない。一番問題となっている交差点の対策はどうなっているのか?沿道はガードパイプを設置したかもしれないが、上高田中通りに入っていく交差点の安全強化はどうなっているか?

 また、通学安全指導員の拡充とあるが、具体的に何日間・何時間配置するのか?

 昨年11月から言っているが、安全対策を立てる時には、この安全対策を立てることによってどのくらい安全が確保されるかということを、証拠をもとに、数字のデータを添えて提示していただかないと、どのくらい安全になったと判断して良いのか分からない。11月から言っているが、通学安全指導員を配置することによって何%くらい安全度が改善されるのかという数字は出せないんですかとお聞きしたら、そういう数字はありませんとおっしゃった。それは事故件数を調査したら簡単に算出できるものなので、算出して下さいと1129日に申し上げた。そのデータを早々にお示しいただきたい。

 

青山:町会に連絡していないということだが、今日の説明会の主旨が、保護者が通学校を判断するのに必要だと言うことで、私共の方で開催したものだ。町会等への依頼というのは、通学される方が固まってきた段階で、両校PTAが相談して町会に伺って、相談するものだと思う。町会関係者と話をしたが、他の学区域でもそうだが、町会が何かしてやろうかと言ってくるのではなくて、保護者が町会に来てお願いするものだという意見をいただいた。調査が終わった段階で両校PTAと相談して町会への依頼をやっていきたいと思う。

 

父母:保護者が主体でやれという意味か?

青山:他の学校では保護者が主体でやっている。今回は学校の統合ということで通学区域も変わるということがあるので、教育委員会も前面に出て一緒に協力してやっていきたい。

父母:それは当然だ。そちらが決めたことだ。今の発言はどうかと思う。

青山:町会の方は中野区内で横のつながりがあるので、他の所では・・・

父母:今は他の所の話は出さないで下さい。

父母:他の地域を引き合いに出されるとしても、地域住民・保護者と教育委員会とで合意形成がなされた上での統廃合であれば、我々から町会に依頼するのが当然だ。父母としても統廃合を希望するので、我々でまかないきれない部分を町会にお願いするという話に持って行くと思う。合意形成がされておらず、教育委員会の一方的な判断で学校をなくすというとらえ方を地域住民も父母もしている。そうである以上は父母から町会にお願いするということは起こり得ない。教育委員会から町会にお願いするのが筋だと思う。

 

青山:我々も協力して一緒にやっていきたいと思う。新入生については新入生に対する学校での説明がある。どういう形態でやるのかは決まっていないが、そういう機会に安全対策をお知らせしていきたい。また、個人的に早い時期に今どうなっているのか知りたいということであれば、教育委員会に連絡いただければ今の状況はいつでも説明できる。

 バス通学の関係だが、希望すると届け出た場合は全て認める。判断についての責任は、判断は学校にやっていただくが、学校に関する色々なことの最終責任は教育委員会にあると思っている。

 ガードパイプのことで、道路の全長がどのくらいかはちょっと今は分からない。設置が可能な部分については設置したということだ。早稲田通りから上高田中通りへの入り口は、一番最初にガードパイプというかポールをつけた所だが、後は通学安全指導員を配置する。今は昭和小のPTAも見守りに立ってくれている。

 安全指導員の具体的な日数・時間数だが、先ほど説明した最初の3箇所は現在中野区で行われている配置で、年間35日で一日3時間・一人である。それぞれ3箇所に対してその予算配置となる。山手通りの横断箇所2箇所については、1箇所あたり年間210日・一日3時間・一人ということを考えている。安全指導員をつけたことでどれくらい安全になるかという数字のデータというのはなかなか無い。これをつけたことで100%事故が無くなるということはない。ただ、ついていない状況よりは確実に安全性は高まる。それは誰が考えてもそういうことだと思う。赤信号に変わろうとしているところをお子さんが渡ろうとするのを、指導員がいればそれを止めて青信号を渡るとか、車が右左折してくるところを注意を呼びかけるとか、そういうことをやるので、何もいない状態よりは確実に安全性は高まると考えている。

 

父母:安全性については安全だという感覚が得られれば安全だという判断のようだが?例えば今問題となっている食品の安全性・薬の安全性について、そういった感覚的に安全であると言うことで国民が納得すると思うか?きちんとデータを出して、これくらい安全であるという、誰でも納得するような公平なデータを提示してこそ初めて安全性というのは証明されるものである。安全性というものはそうやって証明していかなければならないと思うが。

青山:今回の統合で、通学区域は確かに広がっている。ただ、区内の他の小学校と比べて著しく危険な通学路であるとは思っていない。出来る限り安全性は向上させたいということで今回お示ししているような色々な対策をとっているということだ。

 

父母:自分が質問したのはそうではなくて、どのようにこれが安全であることを証明するかということだが。

青山:この対策をやったから事故が100%無くなるとか、そういった証明はなかなか難しい。

父母:具体的な例で、この地域ではこれくらいの交通指導員を配置して、過去にはこれくらいの事故件数であったにもかかわらず、配置したことによってこれくらい減りましたという数字があれば、それである程度の証拠になると思うが、その調査も半年経った今もされていないということか?

青山:そうですね。必要性も感じていない。

父母:それは探すべきだと思う。と、半年前も申し上げた。

 

貞清:すみません、他の質問の方がいらっしゃったのでそちらの方。

父母:平成21年度の予算請求を行うということだが、これは決定事項ではないということか?「行った」なのか?

青山:まだ予算要求時期ではないが、教育委員会としてはこのように予算請求するということで決定している。ただこれ以降、予算を決めるのが区長部局で、更に区議会での承認が必要。確定したという言い方では申し上げられない。私共としてはこれを要求して実現させようということで全力でやっていきたい。

父母:区で却下される可能性もあると。

青山:それは無いとは言い切れない。私共としてはやっていきたい。

 

父母:山手通りと早稲田通りの交差点の指導員だが、ここはあらゆる方向から子どもが来ると思うが、指導員は一名と考えているのか?

青山:そうですね。一名で、基本的に登校時と下校時に併せて、子ども達が横断を始める側に立つ。

父母:いろんな方向があると思うが、一名で大丈夫なのか。

青山:山手通りの横断については、東中野駅寄りの横断歩道を渡ることを考えている。そうすると山手通りの横断は一カ所になる。

 

父母:上落合二丁目交差点の信号機は平成21年に変換するのか?

青山:警察でも具体的な時期はまだ把握していないがその予定だ。

父母:通学安全指導員の件だが、年間210日の配置は山手通りの交差点だけか?あと、一日3時間では少ないような気がする。登校時一時間立ったとして、下校時2時間しかない。低学年の下校時間1時半から3時半までしか立たないことになるが、中学年以上は下校が4時頃なので3時半には山手通りまで到達しない。先ほどからデータの話が出ているが、子どもの交通事故の件数は警察からもデータが出ており、登校時よりも下校時の方が多い。高学年でも多い。

 

青山:一日3時間というのは一般的な登校時・下校時ということで考えたことだ。例えば日によっては下校時に長い時間が必要なこともあるということであれば、予算内で運用することになる。その箇所をその時間分長くするということは学校と相談出来るかと思う。年間210日は山手通りの交差点のみである。他はもとから配置していた場所で、上高田中通りはそうではないが、昭和小PTAが見守りに立ってくれていて、まかせっきりではいけないということでこちらも配置した。

 

父母:山手通りの交差点の指導員が一名というのは少ない。青信号の延長が駄目になったという話を聞いたが、そのことについて確認したい。できれば2名以上置いて欲しい。新宿区では沢山指導員がいる。予算が先に立っている統廃合ではないという話を3年前にきいたので、そうでないのであればきちんとしていただきたい。210日ということだが、夏休みのプール教室の時はどうするのか?また、学童のことが書いていないが、係が違うとかいうことではなくて、総合して考えて頂きたい。

青山:山手通りの交差点に関して、中野警察署の交通関係の担当と何度も話をした。担当としては、今横断を予定している横断歩道は安全な横断歩道であるということで、青信号の時間についても、お子さんやお年寄りが青に変わってから渡り始めれば十分渡れるという回答を得ている。それで通学安全指導員を配置して、安全が確保できると我々は考えている。渡り始める所に配置しておけば大丈夫という風に考えている。中野警察署の担当者としては、それで実際にやってみて不都合があるようだったらまた相談をしてくれという話だったが、区の方からそういった要求をしているけれども、警察としてはここはかなり安全だと考えていて、そういう風に言われるのは心外だという風に感じられる。安全指導員の配置日数は、先生方と相談したが、プール指導の日数等想定に入れて考えている。学童のことは今までも御意見を頂いたので担当に伝えているところだ。今日の説明会で具体的なことを出せないかと言ったが、あまり出せないとのことだったので、今回の中身には入れていない。しかし学童の保護者に対する説明会を今後行っていく予定だ。日時が決まったら連絡する。

 

父母:警察が安全という見解を示していらっしゃるということだが、私達もできればそういう話を直接伺いたい。教育委員会の方が中継ぎに入ってお話をなさるのは大変だと思うので、できればこういう場に警察の方も来て頂いて、一緒に安全対策の意見交換をさせて頂けるということはできないか?

青山:今後通学路の実地検証をやるので、その時は同行してもらえる。昭和小に通う予定の方はその場で心配なことを相談すればよいと思う。私共から警察には何度も話をしているが、先日昭和小と東中野小のPTAが一緒に中野警察署の方に要求にいらっしゃって、(青信号の)時間延長については私が聞いたのと同じような説明があったと聞いている。

父母:先ほどの発言は非常に重要だ。警察がこの横断歩道はかなり・非常に安全だとおっしゃったと。更に、そんなに言われるのは心外だとおっしゃったと。それが事実であるならば、そのように公表するべきだ。かなり、ないしは非常に安全な横断歩道であるなら、何故安全対策をとるのか? おかしくないか?    矛盾している。警察も保障する、かなり安全な横断歩道であるならば、交通安全指導員もいらないし、何の安全対策もいらないし、今までさんざん議会で議論した安全対策の話は一切無駄ということになるので、先ほどの発言は非常に重要だ。今日の説明会にもその方は登場していただくべきだった。区議会の方にも警察からきちんと「警察として安全を保障する」「警視庁が保障する安全な横断歩道である」という風に、公に発表してほしい。その上で、安全対策は不要ではないかと考えるが如何か。

 

青山:警察が保障ということはできないかと思う。前から何度も言っているが、今通学路として考えている横断歩道については、警察のデータでは平成18年度・19年度歩行者の事故は一切起こっていないそうだ。それにもとづき、区内の同じレベルの道路に比べてかなり安全だと言う風に考えている。

父母:警察の方は安全指導員は不要だと言っていたか?

青山:そんなことは言っていない。

父母:そうすると安全ではないということになるが、そのあたりをきちんとしていただきたい。

青山:100%の安全はないということだ。私共の方で安全性を向上させる意味で安全指導員を配置する。

父母:パーセンテージで言うなら、今何%なのかはっきり言わないと100%という数字は出てこないが、今何%なのか?

青山:人や車が通ると言うことは事故が一切起こらないということはない。指導する人を全くつけないよりは安全性が高まるというのは自明の理だと思う。

父母:「自明の理」だとか、先ほどから言っている「感覚的な判断」ではだめだ。先ほどの方が言っていた、下校時の事故件数のデータもそうだが、どうして我々が事故件数だとかデータを知っていて、教育委員会が何も知らないというのはちょっとおかしくないか?きちんと調査をして、安全性については可能な限りの数字を、我々が得られるくらいの数字は持っていていただきたいと思うが。

青山:データを持っていないわけではなくて、先ほども言ったが、18年度19年度はゼロ件だったと警察から聞いている。ただ、2年間ゼロ件だからといって、今後事故が起きないかというとそんなことは全くないと思うので、新たな通学路になるわけだから、安全指導員をつけるという風に考えている。

 

父母:私が言ったのはあそこの交差点の事故件数の数字ではなくて、先ほどの方が言った下校時の子どもの事故だとか、他地域の通学安全指導員を配置する前と後における事故件数の違いだとか、調べる気になれば全国で調べることが可能だ。それも一切やっていない。やろうと思ったら、我々でも簡単に調べられることなので、それぐらいのことはやっていただきたいと言っただけだ。

青山:申し訳ないが、指導員をつけて安全性がどれくらいかという調査を行うという考えは我々は持っていない。

父母:それが必要なほど危険ではない、という認識か?それほど危険ではないとさっきおっしゃったので、調査の必要もないし、安全性をしっかり確保する必要もないとおっしゃったが、それで間違いないか?

青山:安全だとする必要性はあると思うが、中野区内の通常の通学路と比べて著しい危険性があるとは言えないと思っている。

 

貞清:他にも手を挙げた方がいらっしゃったので。

父母:通学安全指導員の予算申請をこれからするのだと思うが、警察がまず安全ですよと。教育委員会としても安全な地域ですよと。そういう認識でこの予算通るんですか? 通常は、数字や事例で、こういう傾向があるんでこういう予算をつけますよと。中野の他の学校に比べたら約15倍つけましょうと、青山課長に意気込んでいただいているのは結構だが、公なところで警察は安全だと言っていて、自分たちも安全だと思っている。根本的には幹線道路を渡っちゃいけないという規定があるのに今は無視して、とにかく安全だと言っている所に対して、通常の15倍の人員をつける予算申請をして、そんなもの中野区は通してくれるのか? 民間だったらあり得ない。どういった説得をするのか? 予算を取ろうとしているのもこれだけかなという気もしているが、これだけを通すにしてもどうやってやるつもりか?

青山:2つの学校が統合して、新しくここを渡って通うお子さんが沢山いるので、安全確保をよりやっていかなければならないということで配置しようと考えている。最終的に議会の判断なので、私共がここで言い切れていないということはある。でもこの件に関しては議会でも設置条例を議決するにあたって様々な議論があり、現地を視察した議員もいた。担当としての見込みとしては、今出しているものについては認めてもらえるのではないかと思っている。絶対そうなるというのではない。

 

父母:毎年このように請求するのか? 一年目15倍請求して、2年目・3年目はどんどん予算請求を落としていくとか?

青山:基本的にはこれでと考えている。ただ、他の安全対策の状況にもよる。両校の通学区域が合わさるので、これからいろいろ出てくると思う。だから毎年計算して請求していく。

父母:先ほどの質問に答えていないが? 議会のほうに、どのような証拠を挙げてどのように説得をしてこれだけの予算が必要だと訴えますかという質問に対する答えが今のでは、議会でも「感覚的に」安全対策が必要と認識しているから大丈夫だろうという、あなた任せのことしか言っていなかった。議会で必要性をどのように訴えるつもりか?

青山:統合に伴う安全確保の必要性ということで話をする。

父母:一般的なことですね?

青山:この地域に必要だということで。

父母:でも安全なんですよね?(一同笑)

父母:また自民党さんに言われますよ。「何で東中野だけこんな特別扱いするの?」って。 

父母:それとも「このくらいは聞いてやれ」というような根回しでもあるのか?

青山:特に根回しはない。私としては担当としてやっていきたい。

父母:民間だったら絶対に通らない。そんな感覚的に「これ、つけたほうがいいですよねえ」ということだったら高額の予算はつけにくいと思うが、中野区ってそんなものなのか?

青山:統合に伴って新たな通学路、新たな横断歩道を渡らなければならないという説明でやっていくという風に考えている。

貞清:他にも質問したい方がいらっしゃると思うので。

 

父母:917日に東中野小学校廃校後の跡地利用説明会に出席した。そこですごく驚いたのは、以前の説明では校庭にしろ体育館にしろ、当面の間は従来通り使えるという話だった。基本的には無料ないしはこれまで通り使えるという話だったのが、今までの何倍もの使用料を払うということに急に変わった。地域センター条例に準ずる金額を徴収ということで、180度転換してしまった。経緯はどうだったのかと思ったら、81日に文教委員会があって、その席で教育委員会の方が「東中野小は地域で必要な場所なので無料で開放したい」と言ったら議員達が反対して「何でここだけ無料なんだ」という話になり、一気に地域説明会で住民に「お金を取ることに決定しました」と発表になった。今の話を聞いていると、教育委員会ではこういう方向で指導員を配置するよう努力していきますとおっしゃっても、文教委員会で一発「何で東中野だけこんなに置かなきゃならないのか、うちの所にもおいてくれ」という話になったら、どういう風に押し通すのか。自分は懐疑的になってしまう。今の青山さんの話だと、保護者が一生懸命やってくれれば大丈夫だろうと思って白桜小に行っても、やっぱり予算が付かなかったということになったら困るし、または一年だけで後は無くなったということになっても困る。話が違う、ということになる。その辺りをはっきりしてもらわないと保護者は学校を選べない。また、きっずプラザの下校はどうなのか、4月からの見なし下校の話もどうなったか聞きたい。

青山:断言はできないが、議会での審議の中でも、例え山手通りを超えるお子さんが一人になっても安全対策を取るんだろうねと言われ、否定的な意見はない。だからこのレベルの要求なら大丈夫ではないかと考えている。きっずプラザは、職員による見送りにプラスして、途中まで送っていく人間の委託を考えていると聞いている。

 

父母:前は学童は5月の連休明けまで職員がついていくという話だったが。

青山:どのくらいにするかは子ども家庭部から聞いていない。

父母:予算が確定するのはいつか?

青山:3月の終わり近くになってからだ。区として予算を公表できるのは2月の初め。

父母:就学の変更ができる期限の後でないと予算が決まらないのか?

青山:確定するのはその後だ。申し訳ないが、各家庭の判断で決めて頂く。私の話では信用できないということになるのかもしれないが。

父母:これはもう、あり得ないと考えた方がいいくらいの予算請求になるのか?これはあり得ないと考えて指定校変更をするか白桜に行くかの選択をしなさいと言われているような気がする。文教委員会を見ていても、あの議員達が跡地に鍵をかけて入れなくしてしまう。そうすると引っ越しするしかないかと考える母親も多い。他の山手通り(の通学路)は陸橋がついていたりする。安全を考えた当時の教育委員会なり行政があそこに陸橋をつけたのだと思う。私達は反対したが勝手にこういうことにしてしまったのだから、責任を持ってできるものだけをここ(資料)に書いてほしい。この説明会は発表会ではない。青山さんは今まで私達の話を良く聞いてくれていたのに、これでは納得いかないし、(希望調査が)書けません。

青山:自分は予算が100%とは言わないが通ると見込んでいる。100%可能なものだけをこの資料に書けということになると、指導員の拡充と信号の改善は外すことになる。しかしここに書いたものは極力つけるつもりだ。

父母:時間はやはり3時間ですか?

青山:一日当たりはそうだが、場所によってはもっと長い時間必要ということであれば、予算のなかで調整することはできる。

父母:これは、もうしわけありません、できませんでしたということもありうるわけですか?

青山:あります。

父母:15倍の人員配置の予算だそうだが、青山さんから見て、この予算が通る確率はどのくらいか?

青山:数字はちょっと申し上げられない。このぐらいであれば、不当ではないから通ると思っている。指導員の付け方については、色々調べて検討もしてきた。このことについて審議する議会の会議も全部出席した。そういった中で、認めてもらえる確率は高いと思っている。

 

父母:教職員寮の跡にホームレスの更生施設を作るという話を聞いたが本当か? 小滝町会に打診をしたのか?小滝町会の子ども達は小学校を奪われて、30分もかけて遠くの学校へ行かされて、帰ってきたら跡地の一部がホームレスの更生施設になっているなんて考えられない。

青山:自分は一度も聞いたことはない。

父母:きっずプラザが始まる前に、子ども達がかばんを置いてそのまま学校で遊べるということはどうなったか?

青山:それは遊べる。

 

父母:統廃合後はどんな工事が引き続き行われるのか?

青山:廊下の工事があるが夏休み期間中に終了する。あとは時期は決まっていないが体育館の耐震工事があって、一時体育館が使えなくなる。

父母:第三期の工事については、財産管理課の方から、詳しくは教育委員会に聞くように言われた。階段と廊下の工事が主だったが、他にもあって、教育委員会はきちんと把握しているものと思っていた。体育館の工事の間は使用できないが、それをどこに借りに行くかは教育委員会に聞いてくれと言われた。

青山:廊下工事は夏休み中に終わるので、お子さん達に迷惑はかからない。

教育委員会の施設担当が把握している。

父母:喘息のお子さんがいる家庭では、統廃合後の工事が気になると思うので、第三期工事の内容が分かったら早々に我々に知らせて欲しい。

 

父母:大勢の生徒が塔の山小への指定校変更を希望したらどうなるか? 教室が足りないという話を聞いた。早めに希望調査をするのは塔の山の受け入れ態勢を整えるためという話も聞いたが。

青山:その通りで、塔の山の受け入れ態勢を整えるためもある。指定校変更の希望者が多かったらどうするかということがある。プレハブということまでは考えられない。

 

父母:上高田中通りの電柱はどけられないのか?

青山:電柱は東京電力のもので、聞いてみたが今のところどけられることにはなっていない。

 

父母:10月に回収される希望校調査のアンケートの集計結果はいつ我々にしらされるのか? 地域に公開された説明会はいつ行うのか?

青山:調査の担当は就学担当なので私からはっきりしたことは言えない。今回の調査は確定的なものではんく、途中で気が変わったということもあり得るので、数字はずっと変動していくものだと思う。町会の方から電話を受けたときは、今回の主旨は保護者が学校を判断するためのものだからということでお断りをした。そういった会を開くというお答えはしていない。そういった説明会をやる予定もない。今後は実行段階にはいっていくので、町会に行って説明をすることはあるが、45月にやったような説明会はもうやらない。

父母:地域から、説明会を是非やって欲しいという要望が出たのにやらないという理由は何か?公開した説明会ができない理由があれば言って欲しい。

青山:必要性を感じていないからだ。45月にやったような説明会をやる必要性は感じていない。何か聞きたいことがあれば直接私のところへ聞きにきてほしい。

父母:地域住民からまとめて要望が出た場合もお断りされるのか?

青山:一定の数、例えば町会で何か集まりがあるというような場合には説明をすることがあるかもしれないが、確約はできない。呼ばれたら私共は必ず行かなければならないという話ではない。何らかの方法で説明はする。必ず説明会を開くとか、会合に出席するとか、そういった形の約束をするつもりはない。

父母:それは必要性がないからと答えるが良いか?

青山:はい。必要性がないと思う。

 

父母:希望調査のときに「決められません」という回答でもよいのか?

青山:直接就学担当に相談してほしい。相談が必要な希望が出た場合は就学担当から連絡して個別相談する。

父母:記名式のアンケートか?

青山:そうです。

父母:外国籍の父母で、統廃合のことをよく分かっていない人もいるが、母語での対応はしてもらえるのか?

青山:私共に相談していただいて、我々で対応できないものだったら就学担当と相談して対応を考える。

父母:このような文書は分かったようで分からないことが多い。親から働きかけがあるかどうか分からないので、学校の先生方と連携をとってこの問題は扱って欲しい。

青山:学校と相談して個別対応する。

父母:幼稚園父母は情報がなくて困っている。また、引っ越ししてきたばかりの家庭は状況が全く分からないまま白桜に行かされることになる。

青山:就学担当と相談して対応する。

 

父母:こういったもの(資料)は教育委員会のホームページで発表しないのか?転入を考えている家庭、幼稚園児の家庭、地域住民など、説明会に行かなくてもホームページで見られれば、説明がないという不満も出ないと思うが。

青山:それについては検討する。

 

(閉会)