2007年10月28日開催のパーマロイ解体工事説明会について
 
指定有害物質トリクロロエチレン、ベンゼンを検出。詳細を調査中。結果は説明会で。4トンダンプ30台/日で2カ月かけ搬出。
 
 解体工事の施工会社・工新建設の小沢社長が、冒頭、つぎのように説明しました。
 
 建物の解体が終わり、これから基礎のコンクリートと土の解体・搬出をする。1日4トンダンプ20〜30台、工期は1月15日〜3月15日の予定。その工事計画をたてるにあたり、近隣住民の意見を聞きたい。
 
 この説明にたいして、来住和行・区議会議員と出席住民が、パーマロイ社の欠席、土壌検査の進行具合、なぜ土まで搬出するのか、などについて、疑問点を何度も質問しました。応答の結果として、小沢氏の説明は概要つぎのとおりでした。
 
 これまでの土壌のサンプリング調査(深さ50p)は、コンクリートが厚いなどのため、予定の52ポイント全てではできていないが、やったところからは、有機溶剤で有害物質に指定されているトリクロロエチレンとその生成物質3種、ベンゼンが検出された。
 
 敷地の中央は濃い。薄い箇所もある。表層はコンクリートに覆われているため、いますぐの飛散の心配はない。分布がわからなければコンクリートをはがせない。
 
 「土壌汚染の処理と撤去をいっしょに」との区の指導もあり、いま、詳細調査に入っている。120ポイント(深さ6メートル)でサンプルをとる。それは12月初旬までかかる。調査結果が出るのは12月下旬ではないか。
 
 (住民説明会を開き、その結果と工事計画を説明すべきだとの住民意見にたいしては)実施する。
 
 調査結果から、汚染が薄い土はそのまま搬出し、濃い土はケースに入れて搬出する。現在の段階では、地上から深さ2bまでを撤去し、新しい土に入れ替えることを想定している。搬出は、コンクリートに20台/日、土に10台/日(2カ月間)が必要と考えている。
  
 このなかで、ダンプの搬出路として、小学校、中学校、幼稚園を通り日本閣へ出る一方通行路を使うのは危険であり、早稲田通りとパーマロイ敷地のあいだの一方通行路200bを逆走させることもありうることが議論になりました。
 
 その場合、施工会社として、その間にガードマン4人を配置するなどして、通行人などの安全確保をするつもりである、との表明がありました。住民から同意する意見が出ました。
 
 なお、東中野ハイムの住民で小学生の親から、登下校の時間帯だけでなく、東中野小学校の校庭開放が終わる時間帯にもガードマンを配置してほしい、との発言がありました。